単純接触効果
中心化傾向(サチるとは違う)
好きから中立に寄っていく、嫌いから中立に寄っていく
一方で中心化傾向にならない事例も報告されている
処理水準の違い
形態的処理 浅い処理
意味的処理 深い処理
意味的処理がなされると、刺激の顕在記憶を向上させる by Tulving
接触時の処理水準の強弱が記憶に影響を与えるのかも
好意度
位置判断(浅い)
接触直後は単純接触効果が薄そうbut
1日後、1週間後、6週間後では単純接触効果が見られた
長期持続性がありそう
再認
接触直後でも高いbut 6週間後ではやや落ちる
選好(好意度)と再認の相関が高いのは、1週間後まで
6週間後では相関薄い(関連消失)、再認以外のものが選好に影響しているのでは?
記憶がはっきりしている時は、意識的な気づきが選好判断に影響しているのでは?
記憶が曖昧だと、憶えているかどうかは選好に影響しない?
単純接触効果の従属変数としての好意度
強制選択法
二者択一、チャンスレベル50%を超えるかどうか
段階評定法
微妙な変化を、わりと大雑把な段階的な次元(尺度)で測定するために検出力が弱い
こういう直接的な測定は、
何について聴かれ何について答えるかを回答者に意識されやすい
(でもちゃんと教示しないと曖昧回答が集まって使えない)
内省を必要とする意識的な回答であるため
回答への意識的統制が働きやすい
既存の態度への一貫性(認知的不協和理論にもつながる)
社会的望ましさ
自己呈示(自己承認欲求)
直接的な測定では、単純接触効果は既知の対象では生じづらい
検出力が弱いから
微妙な変化を、大雑把な尺度で直接的に測定しようとするところに若干のムリ(限界)
が生じていると思った方がよい
ただ実際問題としては、変数の影響度がこのムリ(誤差要因)を上回っていれば
直接的な測定で事足りそうだが
とはいえ変数の影響度が逆に働いている場合(第2種の過誤)の可能性も忘れちゃいけないが
間接的な測定手法ならば、既知の対象でも、単純接触効果が検出、測定できる可能性が高まる
IAT Implicit Association Test
GNAT Go/No Association Test
花or美 虫or醜
きれい
きれい、をどっちかに分類する、その反応時間を測定する
(相対評価)ひらがなとカタカナどっちが好きか
花 or 不快
好き
あてはまるかどうかを判断、正答率で評価
(個別評価)ひらがなは好きか嫌いか、カタカナは好きか嫌いか
他者が匿名性を持つ場合は、内面的な自己開示が抑制されるby吉田富士雄
円滑なコミュニケーションをするには、信頼性(信用できそうか)が大事になる
もともと好き フリークエンシ効果
もともと嫌い 逆フリークエンシ効果
ニュートラルは?
背景情報と不一致だとその傾向が強まる
ギャップがあって、嫌いなものを、たくさん見せるってのはサイアクかも?
選好とは関係なさそうな「処理によって」ただの接触だけで好意度が上昇する
処理が能動的か受動的かでも違いそう
Gaze cascade effect by下條 視線の方向
対象に対する意識的認知、顕在的な再認記憶がなくても単純接触効果は生じる
単純接触効果のメカニズム
好意度の上昇にのみ特異である
潜在記憶による処理の流暢性の上昇が、選好判断に誤帰属される
好きだから流暢に処理できるんだという(麗しい)勘違い
刺激選択性
接触時の処理 何をしても好きになる?浅深?自覚的?無自覚的?
周辺情報 どう影響を及ぼすか
事前の好意度 嫌いな対象にも生じるの?
接触回数 どこまでも上昇?飽和?どこからか下降?
慣れた対象を好むのか?新規な対象を好むのか?
アバター バナー
実体 飛び先サイト と考えてもいいかも
アバターの好意度が高ければ実体の好意度も高くなるのならば
バナー制作は手が抜けませんねってことになるのかも
記憶研究における質的研究の意味
虚心坦懐
数字を見る時は、常識にとらわれずに見た方が、新発見があるものだよ
by Tulvingと太田談
量的データ 質的研究へ
客観性 →相互作用性
普遍性 →局所性、多様性
仮説検証 →仮説生成
理論駆動 →データ駆動
当てずっぽうや思い込みで要素を見つけるには、世界は豊かすぎる!
(2009年8月メモ)
中心化傾向(サチるとは違う)
好きから中立に寄っていく、嫌いから中立に寄っていく
一方で中心化傾向にならない事例も報告されている
処理水準の違い
形態的処理 浅い処理
意味的処理 深い処理
意味的処理がなされると、刺激の顕在記憶を向上させる by Tulving
接触時の処理水準の強弱が記憶に影響を与えるのかも
好意度
位置判断(浅い)
接触直後は単純接触効果が薄そうbut
1日後、1週間後、6週間後では単純接触効果が見られた
長期持続性がありそう
再認
接触直後でも高いbut 6週間後ではやや落ちる
選好(好意度)と再認の相関が高いのは、1週間後まで
6週間後では相関薄い(関連消失)、再認以外のものが選好に影響しているのでは?
記憶がはっきりしている時は、意識的な気づきが選好判断に影響しているのでは?
記憶が曖昧だと、憶えているかどうかは選好に影響しない?
単純接触効果の従属変数としての好意度
強制選択法
二者択一、チャンスレベル50%を超えるかどうか
段階評定法
微妙な変化を、わりと大雑把な段階的な次元(尺度)で測定するために検出力が弱い
こういう直接的な測定は、
何について聴かれ何について答えるかを回答者に意識されやすい
(でもちゃんと教示しないと曖昧回答が集まって使えない)
内省を必要とする意識的な回答であるため
回答への意識的統制が働きやすい
既存の態度への一貫性(認知的不協和理論にもつながる)
社会的望ましさ
自己呈示(自己承認欲求)
直接的な測定では、単純接触効果は既知の対象では生じづらい
検出力が弱いから
微妙な変化を、大雑把な尺度で直接的に測定しようとするところに若干のムリ(限界)
が生じていると思った方がよい
ただ実際問題としては、変数の影響度がこのムリ(誤差要因)を上回っていれば
直接的な測定で事足りそうだが
とはいえ変数の影響度が逆に働いている場合(第2種の過誤)の可能性も忘れちゃいけないが
間接的な測定手法ならば、既知の対象でも、単純接触効果が検出、測定できる可能性が高まる
IAT Implicit Association Test
GNAT Go/No Association Test
花or美 虫or醜
きれい
きれい、をどっちかに分類する、その反応時間を測定する
(相対評価)ひらがなとカタカナどっちが好きか
花 or 不快
好き
あてはまるかどうかを判断、正答率で評価
(個別評価)ひらがなは好きか嫌いか、カタカナは好きか嫌いか
他者が匿名性を持つ場合は、内面的な自己開示が抑制されるby吉田富士雄
円滑なコミュニケーションをするには、信頼性(信用できそうか)が大事になる
もともと好き フリークエンシ効果
もともと嫌い 逆フリークエンシ効果
ニュートラルは?
背景情報と不一致だとその傾向が強まる
ギャップがあって、嫌いなものを、たくさん見せるってのはサイアクかも?
選好とは関係なさそうな「処理によって」ただの接触だけで好意度が上昇する
処理が能動的か受動的かでも違いそう
Gaze cascade effect by下條 視線の方向
対象に対する意識的認知、顕在的な再認記憶がなくても単純接触効果は生じる
単純接触効果のメカニズム
好意度の上昇にのみ特異である
潜在記憶による処理の流暢性の上昇が、選好判断に誤帰属される
好きだから流暢に処理できるんだという(麗しい)勘違い
刺激選択性
接触時の処理 何をしても好きになる?浅深?自覚的?無自覚的?
周辺情報 どう影響を及ぼすか
事前の好意度 嫌いな対象にも生じるの?
接触回数 どこまでも上昇?飽和?どこからか下降?
慣れた対象を好むのか?新規な対象を好むのか?
アバター バナー
実体 飛び先サイト と考えてもいいかも
アバターの好意度が高ければ実体の好意度も高くなるのならば
バナー制作は手が抜けませんねってことになるのかも
記憶研究における質的研究の意味
虚心坦懐
数字を見る時は、常識にとらわれずに見た方が、新発見があるものだよ
by Tulvingと太田談
量的データ 質的研究へ
客観性 →相互作用性
普遍性 →局所性、多様性
仮説検証 →仮説生成
理論駆動 →データ駆動
当てずっぽうや思い込みで要素を見つけるには、世界は豊かすぎる!
(2009年8月メモ)