2010年3月25日木曜日

文章の書き方

研究の「さしすせそ」

  • さ:再現性(再現可能な普遍的で信頼できる成果)
  • し:新規性(サーベイに基く新規性や独創性の主張)
  • す:数量性(定性的な議論に終始せず数値で有効性を示す)
  • せ:整合性(論理的な破たんのない首尾一貫した議論)
  • そ:速報性(さっさと書いて出す)



よい文章

明確な構造

  • 主張を書く
  • 理由を書く (構造化の)階層を揃えて書く
  • 概要と詳細に分けて書く
  • 一言で表現する
  • 抽象的な表現でなく、具体的な表現を
  • 省略をしないで書く
  • 事実と意見は分けて書く
  • 論点を明確に書く

要点を絞る

  • 確実に伝える
  • 納得させる
  • 一目で認知させる
  • 理解しやすくする
  • 正確に伝える
  • 少ない文章量で伝える

感情的になる≠感情を表現する

(専門知識の)概念分析

  • 対称構造がはっきりしない情報は、人の記憶に残りにくい(特にぼんやりしている人には)
  • なので、時系列推移とか大小とか多少とか優劣みたいな見せ方をする
  • たんに「東 西」と書くよりは、「西←→東」みたいな方が記憶に残りやすい

のっける表現

  • そして
  • さらに
  • そのうえ
  • しかも

おおざっぱに、かっこよく、具体的に

「だから」の使い方

  • 論理的に使用されているか?
  • ダメな例: おいしいお店を食べ歩くのが好き。だから飲食店をやってみたい
    • 使い方がおかしい。前後に論理性がない

国語力

  • 読む力
  • 書く力
  • 伝える力 年齢を重ねるごとに習得していかないといけない

レポートと小論文と企画書

  • レポート
    • 報告 ゴールを履き違えた報告は、受け手を惑わす
    • 事実+考察 修飾語を使うと、事実が曖昧になりやすい
    • 事実オンリー いつ誰が何をどうした、を記述する
  • 小論文や企画書のゴール
    • 説得 自分の意見を述べてなるほどと思わせたい

相手次第なこと

  • 伝わる力
  • 理解する力
  • 読解力

こちら側でできること

  • 伝える力
  • わかりやすくおもしろく
  • 共感される説得をする

(2009年2月3月4月6月9月メモ)




「作文10ヶ条」近藤勝重

  1. 何よりも見方。脱社会通念、独自の視点を心がけ、誰も書いていないことを書こう。
  2. 常日頃の通俗的な事柄に人間のいじらしさと真実を見つけよう。
  3. 思うことより思い出すこと。論よりエピソード。要は自ら体験したネタであれということ。
  4. 主張より告白。自慢話より失敗談。それらを正直に書いて、人間的弱さをさらけ出そう。
  5. 起承転結は「転」のネタが勝負どころ。「起」は場面。「結」はさっと小粋に終わろう
  6. 人間とは?生きていくとは?人生とは?をいつも念頭に置いて細部に目を凝らそう。
  7. 説明よりも描写。頭より心。頭は物事の筋道の理解にとどまる。心が納得し、うなずける文章を書こう
  8. 視る。触る。触るように視る。眼でも聴き、耳でも視る。さらに嗅ぐ。味わう。そうして初めて五感が活用できる。
  9. 現在(今の状況の描写)、過去(背景などの説明)、未来(これからどうなる)の順を踏んで伝わる文章を目指そう。
  10. 自分と人、物、自然との関係(距離)を描くこと、それが文章だと心得よう。

それまで意になかったことに思いが及ぶこと

つまり「気付くこと」

  • 「あっ」と思わず声を上げたような体験
    • 夏目漱石「虞美人草」…「あっと驚く時、はじめて生きているなと気が付く」
  • 細部に目を向けてわかった本質や真実
    • 寺田寅彦の句…「塵の世に清きものあり白菜哉」
  • 他と比べて「そうか、そういうことなんだ」と思い知ったこと
    • 岸本水府の川柳…「ぬぎすててうちが一番よいといふ」
  • 時の経過とともに実感できたこと
    • 児童文学者あまんきみこさんの言葉…「若い頃の初体験はまったく知らないことを知ること。年を重ねた人の初体験は、言葉に身体的な喜びや悲しみが寄り添うものである」

鶴見俊輔 文章心得帖 ちくま文芸文庫

文章をまとめてゆく段階

  • 思いつき
  • 裏付け
  • うったえ





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