2017年10月8日日曜日

シカゴ・スタイル

シカゴ・スタイル
reason warrant evidence conclusion 
理由:考え方の概要を示す
説明:理由を細かく明確に規定する
例示:説明を補強する実際の例やデータを示す
結論

理由+説明+例示=説得力




傾聴してもらいやすい状態にするには
ただ「共有」というよりは
今やってる業務のヒントになる、参考になる
これから手がけるテーマにつながる
と思って持ってきました、と言ったほうが、耳を傾けてくれやすそう



「作文10ヶ条」近藤勝重
(1)何よりも見方。脱社会通念、独自の視点を心がけ、誰も書いていないことを書こう。
(2)常日頃の通俗的な事柄に人間のいじらしさと真実を見つけよう。
(3)思うことより思い出すこと。論よりエピソード。要は自ら体験したネタであれということ。
(4)主張より告白。自慢話より失敗談。それらを正直に書いて、人間的弱さをさらけ出そう。
(5)起承転結は「転」のネタが勝負どころ。「起」は場面。「結」はさっと小粋に終わろう
(6)人間とは?生きていくとは?人生とは?をいつも念頭に置いて細部に目を凝らそう。
(7)説明よりも描写。頭より心。頭は物事の筋道の理解にとどまる。心が納得し、うなずける文章を書こう
(8)視る。触る。触るように視る。眼でも聴き、耳でも視る。さらに嗅ぐ。味わう。そうして初めて五感が活用できる。
(9)現在(今の状況の描写)、過去(背景などの説明)、未来(これからどうなる)の順を踏んで伝わる文章を目指そう。
(10)自分と人、物、自然との関係(距離)を描くこと、それが文章だと心得よう。


「それまで意になかったことに思いが及ぶこと」つまり「気付くこと」
(1)「あっ」と思わず声を上げたような体験
夏目漱石「虞美人草」…「あっと驚く時、はじめて生きているなと気が付く」
(2)細部に目を向けてわかった本質や真実
寺田寅彦の句…「塵の世に清きものあり白菜哉」
(3)他と比べて「そうか、そういうことなんだ」と思い知ったこと
岸本水府の川柳…「ぬぎすててうちが一番よいといふ」
(4)時の経過とともに実感できたこと
児童文学者あまんきみこさんの言葉…「若い頃の初体験はまったく知らないことを知ること。年を重ねた人の初体験は、言葉に身体的な喜びや悲しみが寄り添うものである」



鶴見俊輔 文章心得帖 ちくま文芸文庫
文章をまとめてゆく段階
思いつき
裏付け
うったえ




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