2017/9/21(木)09:20
心理学と疫学の融合
継続データ分析の研究における最近の展開
回帰や相関に平均は関係ない
原因は結果に先立つ
なのに1時点での数値で語ってたりする
じゃあ2時点のデータを
すると個人内での変動をもともとみたかったのに、
2時点それぞれ全体での数値変動を見る形になる、すなわち
個人間の変動を個人内変動であるかのように捉えてしまう
なので個人内と個人間を切り分けたモデルを構築しよう
そして比較、統合してみようとした
2017/9/21(木)11:20
ゲームと心理学-人間はどう考えているか-
チェス、将棋
人間はどう考えているのかを理解するためのよい研究の道具
次の一手はどうやって生み出されるのか?
棋士の思考、詰将棋。何秒あれば初手を案出できるのか?
思考時間が長いと正答率が下がる。棋士もアマチュアも同様、ほぼ0秒
測定したいこととちがう?
最終手の案出
問題を30秒提示、30秒以内に回答
やっぱり回答時間が長いと正答率が下がる
やっぱりあまり考えてない、考える暇なく正解手を案出、直観的である
MRIで同実験
直観課題のあとに間違えた課題、思考課題
初手案出
大脳基底核の尾状核が直観的な時には活動してた
最終手の案出
直観的課題の時は小脳が活動
米長邦雄「長考に妙手なし」羽生善治「直観には邪念の入りようがない」
中谷裕教
囲碁
20年前の。あまり研究されてない
ゲームの木。囲碁の木の大きさよ 10の360乗。宇宙が埋めつくされるくらい、人間の手に余る複雑さ
alpha goも全部のツリーをなめてるわけではない
1995厚木NTT基礎研究所
シンボルグラウンディング問題
目のいく場所が上級者と初級者で違う
アイカメラで調べると上級者は最初に正解のところに目がいく
あ、このパターンね、と認識してるのかな
わかったこと
主戦場をチャンキング(盤面の認識)してる
碁打ちはサーチしない、先読みはするが木探索はほぼしない
碁打ちは言葉で考える
わかってないこと
候補点列挙、最善手選択
two box model
パッと見て候補点を列挙してるが、どうやってるのか謎
認知科学の研究は進んでないのにディープマインドのほうが速かった
斉藤康己
カーリング
チェス将棋囲碁、二人完全情報確定ゲームから新しいゲームへ
多人数、不完全変態情報、不確定。仮想環境から実環境へ
人を超えるから人を楽しませるへ。人を支援するゲームAI
氷上のチェス、戦略が重要、fesrainを考えながらプレイ
ゲームとして見たカーリング
二人完全情報不確定ゼロ和ゲーム、ターン制、合法手が無限に存在する
不確定がある、狙ったところにストーンがいかない
スポーツとして見たカーリング
体力が必要。状況判断、戦略能力が必要。集中力が必要。スキルが必要
物理現象として見たカーリング
曲がるのの物理的メカニズムは未解明
回転の角速度が大きいほど若干曲がりにくくなる
研究テーマとしてのカーリング
熟達者の思考研究
将棋だと
中級者ほど候補手を多く挙げる。上級者は深く読む
カーリング
状況認識でエンドプラン(方針)の考え方が現れる
先読みはあまり深くない、上級者ほどリスク考慮した手を選ぶ
将棋と同じ
中級者ほど候補手を多く挙げる、上級者ほど先読みする
初心者ほど方針についての言及が多い
上級者は方針当たり前、いきなり候補手が出る
不確定要素により失敗した場合のプランBを考慮した発話が増える
伊藤毅志
人狼
ゲーム性
客観視点での情報不確定性
推理、他者の意図のモデル化、文脈からの真偽判断
説得、他者から見た自己のモデル化、相手に情報を与えて信頼を得る
コミュニケーションの複雑性
嘘と信頼、誰かが嘘をついている状況
どうやって信用してもらうか
人間との自由対話
他者の理解、不完全情報の推測
強いからおもしろいへ
人と一緒にプレイして楽しい人狼知能。うまく説得される、うまく騙される
自然言語の理解
ヒューマンエージェントインタラクション
追放者の発話傾向
雑談、話をそらせてるようにみえる
ゲーム序盤は手がかりが少ない、印象が重要
理由、無駄に喋り過ぎ
襲撃者の発話傾向
疑惑、理由
稲葉通将
AIが局面の評価値をする、以前は人間以下だった
コンピュータの評価関数を藤井棋士は学習してる
囲碁は方法論が確立してる、誰でもalpha goが作れる、テンセントも作ってるよ
alpha goはモンテカルロ法やニューラルネットでできてる
モンテカルロが人間みたいなものだ
最後まで読んでから打ってる。負けない、穏やかな手に見える。いつの間にか負けてる。
だが手の意味がわからない
論理的、言語的に説明できない、だがそれが人間的でないという意味ではない
人間のまね、接待将棋の方向かもね
囲碁は目隠し囲碁が目隠し将棋ほどできない
熟達すると?局面が進むと?すごく目が動くようになる
人間とAIで考え方の仕組みが違う
アシスタンスジレンマ
支援が手厚すぎると学習の阻害になる
学習フェーズ間 支援なし<あり
学習フェーズ後 支援なし>あり
今、麻雀の研究が進んでる
激打ち
2017/9/21(木)14:30
ベイズ統計学と心理学
因果関係は確率によって定義される
その確率は認識の道具としての主観的確率である
主観確率の存在を導く、ほげほげ、確率法則
邪馬壹国のもベイズ定理が使える
三国志の中での漢字を書き間違える確率を算出
超能力はあるか
試行回数のうち目当ての数を出した回数
ウィリアムジェームズとパイパー夫人
研究仮説と統計仮説
研究仮説は、超能力があるかどうか
ベイズ的には、確率6分の1から実質的に意味のある差ではない
未知の変数の関数を生成量と呼んでる
現実の現象を最もよく表すモデルを作り、モデルに含まれるすべての未知の変数を、ベイズの定理によって確率的に推論する
モデルを階層的に構築するのに適してる、モデル作りが容易
事前知識が活用できる
未知の量に関する推論の結果が、わかりやすい形で提供される
MCMC法の発展のおかげ
ベイズ統計のメリット
統計モデルによる推論の結果を、現実の意思決定に適用できる
結果のほぼすべては確率で表現されてるから
階層モデルは会話を続けるがごとし
会話の展開で、多彩なモデルを作る
不確定性をすべて取り入れた予測分布、会話の収束
AICが10以上差があればよし、なんて考え方はおかしいよ
https://drive.google.com/drive/folders/0Bxkb8lFwO86_ZzhBSnBrUHFya28
2017/9/21(木)16:30
幸福感と社会関係の文化的基盤:個の幸福と場の幸福
幸福とは
若く健康で良い教育を受けてて高収入、外交的、楽観的、自尊心が高い、勤労意欲が高い
これが正しいみたいに捉えられるとこれが文化的基盤になっちゃう、すると
自尊心トレーニングにつながる
GDP上がると幸福度高め傾向、GDP低いところは分散大きい
低くても幸福度高いラテンアメリカとか
GDPが幸福にもたらす効果は頭打ちになる、GDP高い国の中では日本は幸福度低め
獲得系幸福だけでなく協調的幸福という尺度
後者は文化が反映されてそう
主体性がない、アンカー、人並み感、参照点がないと回答しにくい
rating phase
choice phase
awe畏怖、畏敬
地域社会の比較
主体性のあり方、相互協調性のルーツ?
農業における集合活動、の参加率とか
町の農業者比率が参加率を媒介に町レベルの相互協調性につながる
共同活動が
相互協調性の価値が流布しやすい環境は?
多様な人を巻き込む
評価懸念、農業、農村
自尊心、漁業者、上手い下手がわかりやすい
相互協調性interdependence は、開かれた社会づくりを阻害する?
町内信頼は開放性、iターン者などの受け入れ積極性、を導いてる
地域の集合的幸福
集団、職場全体での幸福度
個人の幸福度
会社への愛着、家族経営的、職場の人との信頼関係
つながりを活用する、つながりを働きかける
ワイズファクトリー
生業だけでなく宗教の影響?
生業は途中で変わることもあるしね
アメリカはプロテスタンティズム
日本は仏教的、知足
漁業の方が信心深い、死にやすいし、ほこらが大事
農業、中心地の神社での祭礼が大事
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