2017年6月18日日曜日

傷ついた心のメンテナンス法

ガイ・ウインチ on TED

心にも応急手当が必要な理由
Why we all need to practice emotional first aid

Just a Psychologist
Not a real doctor
Yes, it’s a disappointing

人々は、心よりも体を大事にする
(心よりも体をえこひいきする)

歯磨きや、怪我したら傷口を塞がなきゃと、体のケアが大事なことはみんな知っている。5歳児でも知っている。
でも心の健康を保つためにどうすべきか何も知らない
子供に心のケアについて教えることもない。

体より心の方が傷つきやすい
失敗、拒絶、孤独によるダメージ
心の傷は放っておくと悪化して悪影響を及ぼす

科学的根拠のある心の傷を癒す方法がある
なのに誰も実践しない、しようという発想がない

え?憂鬱?そんなの思い込みだよ
足を骨折した人に言います?大丈夫だよ、思い込みだよ

体の健康と心の健康は同じように考えないといけない
そう、まるで双子のようにね、同じに扱わないとね

loneliness
孤独感は深い心の傷を生み、頭を混乱させる
ないがしろにされているという被害妄想に陥る
消極的になる、もうこれ以上傷つきたくないから

孤独とは、外界との接点が多い少ないで決まるわけではない、
疎外感を感じているかどうかで決まる

孤独は危険、心の苦しみだけでなく死にもつながる
慢性的な孤独感は早死にする可能性を14%高める
高血圧や高コレステロールになる、免疫力が低下する
いろいろな病気にかかりやすくなる
慢性的な孤独感はタバコを吸うのと同じくらい体に悪い
タバコの箱には注意書きがあるが孤独感にはそれがない
だからこそ心のケアを積極的に行うことが必要

なのでまずは自分の心の傷に気づくことが大事
Pay attention to emotional pain
心の痛みを意識する

人を混乱させるのは孤独感だけではない

failure
失敗

できないという気がしてそれを信じてしまったら頑張れなくなる
やろうとすらしなくなるかも
そしてより後ろ向きになる
能力をフルに発揮していない(できなくなる)
どこかで失敗して、自分にはできないと思い込んでしまっている
思い込みを変えるのはとても難しい
失敗しても、自分には無理だと思い込んではいけない
無力感に負けてはいけない、流されちゃダメだ
悪循環が起こらないようにするため

stop emotional bleeding
心の出血を止める

我々の心や気持ちとは、頼りになる友達というよりはむしろ気まぐれな友達
支えてくれたり急に嫌な奴になったりする

rejection
拒絶

人間はみな、自分の欠点や弱点ばかりに目を向けてしまう
自虐に走ってしまう
傷ついた自尊心をあえてもっと傷つける
体の傷ならあえて悪化させることなんかないのにね
切り傷を、もっと深く切ろうとはしない
でも心の傷だとやってしまう
心のケアをちゃんとやってないからだ

自尊心の低下は精神的な弱さにつながる
失敗や拒絶からの立ち直りが遅くなる

まずは自尊心の回復を図る
自尊心をボコボコにしちゃいけない
心が痛い時は自分に優しくする、親友のように


protect your self-esteem
自尊心を守る

不健全な心のクセを直さないといけない
一番悪くてよくあるのが反すう思考

rumination
反すう、繰り返し考える

上司に怒られる、学校で恥を書く、友達とケンカした後などに
頭の中でそのシーンを繰り返し再生してしまう
反すう思考はクセになりやすい、そして危険
嫌なことばかり考えていると病気や障害が生じるリスクが高くなる

うつ病、アルコール依存症、摂食障害、心血管疾患

しかし反すうしたい衝動はとても強いのでやめるのは大変

2分間別のことを考えれば、反すうしたい衝動を抑えられる
スポーツをする、映画を見る、携帯ゲームをする、陳列棚を思い出す
そのことだけに集中できるようなこと

東洋医学
心=マインド(脳)+魂(soul)




不安なことや嫌なことが頭に浮かぶたびに実践する

battle negative thinking
マイナス思考と戦う

孤独な時に行動を起こす
失敗に対する反応を変える
自尊心を守る
マイナス思考と戦う

そうすれば心の傷を癒せるしタフな心をつくることもできる

100年前、人々が衛生に気をつけるようになり
それから数十年で寿命が50%伸びた

みなが心のケアをするようになれば、同じくらい劇的に生活の質が上がるはず

みなの心が健康になったら?
孤独感がそんなになくて、失敗しても立ち直れて、自信を持つことができて
幸せで充実感を得られる

みながこうしたノウハウを学び、習慣をちょっと変えれば
みなでそんな世の中を生きることができる

(2017年5月メモ)

0 件のコメント: