2015年7月25日土曜日

ファスト&スロー

ダニエル・カーネマン

3つの二項対立
・システム1とシステム2
・エコンとヒューマン
・経験する自己と記憶する自己


・システム1とシステム2
二重過程理論
「直感・感情」
素早く努力なしに自動的に発動、意識的に停止できない

「熟慮」
遅く意識的に努力しないと起動できない発動にエネルギーを必要とする
システム1の判断や決定をモニター、必要ならば修正する、ただし怠け者でなかなか起動しない、すぐさぼりたがる、疲れると働かない

気まぐれなシステム1と怠け者のシステム2
つじつま合わせに走るシステム1
頻繁に誤りを犯すのはシステム2の知識や能力不足


・エコンとヒューマン
エコン 完璧な計算能力と意思決定の力を持っている
ヒューマン 錯覚し、間違い、自信過剰で意志が弱い
自信過剰、楽観バイアス


・経験する自己と記憶する自己
経験効用、何か出来事を経験した時に、人が瞬間瞬間に感じる効用(満足)
記憶効用、出来事を後に振り返ってみて、出来事について感じる効用

将来同様な出来事を行うかどうか決定する時は、自分の記憶に基づいてその価値を評価して決定する。記憶が決定をほぼ支配し、実際の経験の出番は少ない。
経験する自己には発言権がない
記憶する自己は独裁者である

(2015年7月メモ)

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