2015年7月25日土曜日

問題解決とは

1現状を正確に理解し
2問題の原因を見極め
3効果的な打ち手まで考え抜き
4実行する

1現状理解
2原因特定
3打ち手の決定
4実行

ありがちなのはコインの裏返し
数字の成績が落ちてきた現象
2,3を飛ばしてじゃあ数字の成績をあげようと考える
どんな問題を間違えているのかが明確にならない
どうやったら確実に点数が上がるのか打ち手も見つけられない
いきあたりばったりになる
思いつきの打ち手もダメ

なぜを繰り返し問いかける
原因が具体的に見えてくる



具体的な課題は何か
現時点での仮説とその根拠は何か
仮説を確かめるためにはどんな情報を集めて分析する必要があるのか

何を解決できたら嬉しいか、何を求められているか、未来を想像して戦略をたてる




仮説と分析結果を比較する
打ち手のアイデアを幅広く洗い出す
最適な打ち手を選択する
効果の大きさと実行のしやすさ
実行プランの作成

目標を設定する
目標と現状のギャップを明確にする
選択肢を洗い出す
仮説をたてる
仮説が正しいかチェック




データのまとめかた
原因と結果、時間軸など流れでまとめる
内容の類似性でまとめる
優先順位をつける
ブロックごとにまとめる
ストーリーでまとめる


体験談は感情移入しやすい

教わる側が内容を理解し納得し実行しさらに結果を残して初めて伝わったといえる

これでいい
理性的な納得した満足感
これがいい
感情的野心的欲張りな満足感





○伝わる ×伝える
相手に入る
ファクトで話す
記憶に残る鮮烈なフレーズを
データを眠らせるな

ファクトは曲げない
相手に入るかどうかはファクトからの考察・提案の納得感

we can see what we want to see
we can hear what we want to hear



感性とデータ
データは事実
感性をどこまで因数分解してどこまで一般化公式化予測できるか

(2015年4月メモ)

教育educationと学びlearningは違う

学ぶためのパッション、コラボレーションをどうやって授けるか?
学校では、興味をもつこと、は教えてくれない
興味をもつ、行動が起こる、学びが生まれる、すると先生は必要なくなる、仲間とのコラボから新しい考えや発想が生まれる
豊かに暮らし社会に貢献するために、どうやって興味を持ってもらうか




集団で話し合いをする時
「自分の意見を表明するスキル」と「素直にきいて理解するスキル」

自分の言いたいことが的確に言え、人の言っていることを即座に的確に理解できる

自分勝手な行動をとったり、横道にそれる話や、話の腰を折るような邪魔を入れたりする参加者がいたかと思えば、変に仕切りたがって誤ったリーダー行動をとる人も現れます。悪態をつき感情的な行動をとる参加者も少なくありません。

自分の責任が明確になったカタチで、意思決定することを避けたいと考えている人が多く、曖昧な結論でしか合意できなかったり
http://fb.me/6oLNStwEc



池上さんの考える現代の日本人に必要な教養
宗教、宇宙、人類の旅路、人間と病気、経済学、歴史、日本と日本人


(2015年4月メモ)


making mobile ads that work

making mobile ads that work
実利的で真剣度の高いもの

情報量は少ないが、消費者の内面にある事実を呼び覚ますきっかけになりうる、検討中の商品は自分とのつながりが強いなら、人々はその情報を心にとどめている可能性が高く、広告により思い出す可能性も高い

真剣度が高いほど情緒的ではなく認識的に処理する



FCBの広告プランニングモデル
思考高関与自動車住宅
思考低関与食品家庭用品
感情高関与ジュエリーファッション
感情低関与アルコールお菓子


ジェームスWヤング
広告人になるために
広告はよく知らせることにある
想起させることにある
ニュースを広めることにある →ニュースとして広める
慣性(無気力)を克服する →無関心を打破する
価値を付加するためにある
familiarizing
reminding 
spreading news
overcoming interests
adding a value




新聞の特性、一覧性、詳報、解説性、再読性、可搬性


(2015年4月メモ)

創造性の6つの因子

JPギルフォード

1)問題を受け取る能力 
 何が問題の本質であるかを判断し、見抜く力
2)思考の円滑さ(スピード)
 連想や表現などをスムーズに生んでいく力。時間当たりのアイディアの量によって測られる
3)思考の柔軟さ
 固定観念や習慣にとらわれず、さまざまな角度からものを考えられる能力、見方を変えようとする努力によって、この能力は増大する
4)独創性
 大多数の平均的な回答とは異なる考え方を示すこと。非凡さ、速い連想、巧妙さなどがその特徴
5)再構成する能力
 相手の適性を考慮し、段取りや演出を考える能力
6)完成へと工夫する能力
 細部にわたって、きめ細かく作り上げていく能力



スキルとセンス

スキル
定義ができる、その輪郭を描くことができる
量である、ある物差しでどれだけできるのかが問題
開発するための方法論が確立されている、教科書が存在する
その方法をきちんと実行すれば前よりできるようになる

センス
自分で磨くもの、育てるもの、まずは好きになる、でも定義や方法論がないから自分一人では限度あり、人と比べる会う参考にする読書する

いろんなことがコモディティ化している=スキルにしやすい
なのにそれをセンスで片付けてはいけない、スキル習得者がときほぐして
言語化図式化しないと広がらない


(2015年4月メモ)

地図ではなくコンパスを持て

伊藤穣一
世の中にスピードが出てきて変化が早いと、変化のスピードが早いと地図が役に立たない
事前の計画は役に立たないし、地図を作るコストが高くつく
何をしたいかというコンパスが大事


データは地図にはならない。正確な現在地や目標の正解を教えてくれるわけでもない
でも何も役に立たないわけではない。データは進むべき方向を助言してくれる、さながらコンパスなのである



村上春樹
従来の西洋的ロジックで解決できない世の中になってきてる
従来ロジックの地下、意識下の羅針盤が大事になってくる
羅針盤は春樹の場合、日常を丁寧に生きることで生まれる
体を鍛えて健康にいいものを食べ深酒をせずに早寝早起きする
nuclear power plant 
not atomic power 


アインシュタイン
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望を持つ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。



「ペンギンハイウェイ」森見登美彦
何か困った問題を抱えているなら、解決するのを手伝う時間くらいはある

課題を解決する三カ条
課題を分けて小さくする
見る角度を変える
似ている問題を探す

問題は何かということをよく知る必要がある
どんどん調べていくと本当の問題は何かということが分かってくる
問題が何かということがわかるのは、たいてい何度も間違えた後でわかる、試行錯誤した後でわかる、訓練を積んだ人はだんだんそれを見つけるのが上手になる






原田泰ゆたか 
資本主義の特徴は、富は奪わなくても創造できると考えること。創造するには平和が必要。人々が自らの権利と思うものを相互に尊重しあうことが必要。そこで権利章典の思想が生まれる



見城徹
目立たなければ罪である、タイミングが合わなければムダである


failure is an option, but fear is not.
失敗はアリ、恐れるのはナシ
ジェームズキャメロン at TED

the factivist
事実に基づいた活動家
ボノ

(2015年5月メモ)

ファスト&スロー

ダニエル・カーネマン

3つの二項対立
・システム1とシステム2
・エコンとヒューマン
・経験する自己と記憶する自己


・システム1とシステム2
二重過程理論
「直感・感情」
素早く努力なしに自動的に発動、意識的に停止できない

「熟慮」
遅く意識的に努力しないと起動できない発動にエネルギーを必要とする
システム1の判断や決定をモニター、必要ならば修正する、ただし怠け者でなかなか起動しない、すぐさぼりたがる、疲れると働かない

気まぐれなシステム1と怠け者のシステム2
つじつま合わせに走るシステム1
頻繁に誤りを犯すのはシステム2の知識や能力不足


・エコンとヒューマン
エコン 完璧な計算能力と意思決定の力を持っている
ヒューマン 錯覚し、間違い、自信過剰で意志が弱い
自信過剰、楽観バイアス


・経験する自己と記憶する自己
経験効用、何か出来事を経験した時に、人が瞬間瞬間に感じる効用(満足)
記憶効用、出来事を後に振り返ってみて、出来事について感じる効用

将来同様な出来事を行うかどうか決定する時は、自分の記憶に基づいてその価値を評価して決定する。記憶が決定をほぼ支配し、実際の経験の出番は少ない。
経験する自己には発言権がない
記憶する自己は独裁者である

(2015年7月メモ)

統計のウソを見破る5つのカギ

誰がそう言っているのか?統計の出所に注意
どういう方法でわかったのか?調査方法に注意
足りないデータはないか?隠されている資料に注意
言っていることが違ってやしないか?問題のすりかえに注意
意味があるか?どこかおかしくないか?
「統計でウソをつく方法」 ダレフ・ハフ 高木秀玄 講談社ブルーバックス



雑誌ニュートン

ハンス・ロスリング
数字がなければ世界は理解できない。でも数字だけでは世界は理解できない。数字や尺度、そして文化や宗教に基づく物の見方の両方が必要

大規模な調査から得られるわずかな差よりも、規模の小さい調査で発見された大きな差が重要

統計は説明の技術です。統計を使わずに世の中は理解できない
限られた情報から複雑な社会で何が起きているのかをわかりやすく示し、これから何が起きるのかを確率的に推計する数学、それが統計

回答のランダム化
正直に回答しにくい設問の場合
出たコインが表だった人ははいと答えてください。出たコインが裏だった人は未成年飲酒をしたことがありますか?という質問にはいかいいえで答えてください。
はい、の回答者がコインが表だからはいと答えたのか、それともしたことあるからはいと答えたのかは質問者からは区別がつかない。このことを理解している回答者は、未成年飲酒をしたことがある場合に、正直にはいと答えやすくなると「期待できる」
100人中70人がはいと答えたら、全体100人の半数の50人はコインが表ではいと答えたと推測できる。なので70-50=20がはいと答えた人、残った30人はいいえ、よって40%が未成年飲酒をしたのだろうと推定

(2015年5月メモ)

ビジネス実験のチェックリスト

【目的】
実験は検討中の具体的な業務施策に焦点を当てているのか
関係者は実験から何を学びたいと考えているのか

関係者間の合意
実験結果をもとに、具体的に何を変更するのか
実験結果が無視されないようにするために、どんな方法をとるのか
実験は組織全体の学習課題や戦略的優先事項にどう適合するのか

【実行可能性】
実験には検証可能な予測があるか
必要なサンプルサイズはどの程度か
 サンプルサイズは期待される効果に左右される
特定した場所で、必要な期間、その実験をするのは現実的か

【信頼性】
系統的なバイアスに対処するために、どんな方法を用いるのか
対照群の特徴は実験群の特徴と一致しているか
ブラインドテストまたはダブルブラインドテストのいずれかで実験が可能か
統計的分析などの技法で、残っているバイアスを除去したか
他社が同じ実験をおこなっても同様の結果が得られるか

【価値】
効果が最も高そうな領域に投資を集中させるため、
実験のターゲットを絞り込んでいるか
 つまり様々な顧客、市場、セグメントに対する施策の影響を考慮したか
施策を構成する要素のうち、投資リターンが最大となるものだけを実行しているか
どの変数がどの効果をもたらすかをよく理解しているか




提案された業務施策に関して疑問点がある時、これに答える現実的な方法が他になければ、実験をおこなうべきである

実験が必要かどうかを決めるにあたっては、まず何を知りたいかをはっきりさせねばならない。そうして初めて、テストが最善の方法かどうか、そうであった場合に実験範囲をどうするかを判断できる。
企業(ある人)は、仮説を磨いていく手順を身につけていないことが多いため、実験が非効率になって、不要なコストがかかり、悪くすれば検証すべき疑問に答えを出せない。
仮説が曖昧だと、具体的な説明変数が示されず、具体的な目的変数を検証できない。したがって仮説を肯定も否定もしづらくなる。よい仮説とは変数を明確にするものである。

実験は、会社の優先事項に寄与する学習の一環でなければならない。

期待される効果が大きいなら、ss.は小さくても構わない。期待される効果が小さいならss.は大きく。
期待される効果が小さければ小さいほど、それを周辺のノイズの中から統計的に信頼できるレベルで発見するには、多くの観察対象が必要。
適切なss.の選択は、テスト費用を減らし、イノベーションを促すことができる

結果の信頼性をどう担保するか?
信頼性をとるか、費用や時間など実行面の諸事情とのトレードオフを余儀なくされる。トレードオフの必要性を減らし、結果の信頼性を高めるには
無作為化フィールド実験、ブラインドテスト、ビッグデータ

何が有効かではない、何がどこで有効かである
得られた結果のうち、ROIが魅力的な部分だけを実行する

実験は始まりに過ぎない。実験で得たデータを分析し、その結果を十分に生かしてこそ価値が生まれる。

結果の妥当性や再現性が高いほど、社内の抵抗にも耐えられる
長年の業界慣行や社会通念に反する結果は、抵抗が強まりやすい

企業はビジネス実験を後ろ盾に、誤った常識やベテラン幹部にさえ見られる間違った直感を、自信を持って覆すことができる
そして今まで以上に賢明な意思決定を下せば、結果的に業績も向上する

from ハーバードビジネスレビュー

( 2015年7月メモ)