2011年12月8日木曜日

専門家が言うことは信じてよい?

(1)専門家と言われる人が、本当にその領域の専門家ではない場合がある。
(2)専門家の数は思ったより少ない。
(3)専門家にもよくわからないことが多い。そもそも、科学にはまだ解明できていないことの方が多い。

心理テストが専門の心理学者の数は多めに数えても100名程度、少なめに数えると両手で足りるくらいである。
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科学を学ぶことの利点
科学的な思考過程や科学的な概念に慣れ親しむ。科学者達は常にわからないことの壁にぶつかっている。科学について学べば学ぶほど、どんなことが「解明されていない」かがわかってきて、説明されていることの多くも、暫定的なものであることもわかってくる。こうしたことはどれも、物事がどうあるべきかという主張に対する健全な懐疑心を養うのに役立つ。こうした一般的知的警戒心、すなわち、謙虚になって、物事を本当に知ることの難しさに気づくことこそが、科学的研究に参加することの重要な利点なのである。
(T・ギロビッチ「人間この信じやすきもの」より)


【教訓】
専門家は疑ってかかれ。
専門家が本当にその分野の専門家とは限らない。
本当の専門家は少ない。
本当の専門家でも、わからないことの方が多い。

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