2011年12月6日火曜日

テレビは常に正しい?

東スポやテレビのワイドショーは、事実よりもおもしろさを優先させている。

テレビ局の大株主は電力会社である。
「真実でなかったら、テレビで放送されるはずがない」
本当のことはテレビでは放送されない。

本当のことのすべてが放送されるわけではない。本当のことの一部だけを放送し、他を隠匿することはセーフ、と思っているフシもある。無知蒙昧な大衆どもにわからないことを言ってもしょうがない、我々が適切に選別してあげているのである、と思っている人が今だにいる。

原子力発電に関するウソ
False:原子力は石油に変わる未来のエネルギー
True:原子力で得られるエネルギーより使われるエネルギーの方が多い

False:原子力発電は安全
True:原子力発電の技術は未成熟

False:放射性廃棄物は安全に再処理される
True:「再処理」とは放射性物質の毒性を消すことではなく、さらに危険な物質を作ること

False:電力は不足している
True:電力は余っている

False:電力会社は公共企業であり、利潤が法律で決められている
True:電力会社は私企業であり、独占により莫大な利益を上げている

False:巨悪はマスコミが放っておかない
True:巨悪はマスコミを支配している

参考図書:広瀬隆「新版:危険な話」新潮文庫¥540
室田武「原発の経済学」朝日文庫¥600


話された嘘と話されない嘘:大学入学の事実がないのに、「明治大学中退」と言うこと。ヤミ献金を受けていても言わないこと。

誇張と省略:話をおもしろくしたり、わかりやすくするためには、誇張と省略が不可欠である。

世論調査:約3,000人の調査対象を無作為抽出しておこなう調査。統計的な理論によって3,000人について調べれば、最大で±2%以内の誤差で母比率が推定できることがわかっている(推定の精度を2倍にするためには調査対象の数を4倍にしなければならない)。


【教訓】
情報源をよく確かめよう。
事実を信じ、予測は疑え。
誇張と省略に目を光らせよう。
生の証言にだまされるな。
マスコミにだまされるな。

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