2015年4月20日月曜日

医学的根拠とは何か

津田敏秀「医学的根拠とは何か」

直感派(経験派と言い換えるとこれまた印象が変わる)
メカニズム派
数量化派

直感派:医師としての個人的な経験を重んじる
メカニズム派:生物学的研究の結果を重視する
数量化派:統計学の方法論を用いて、人間のデータを定量的に分析した結果を重視する。


メカニズム派
相関や因果関係は研究や経験からわかっているが、
「なぜ」そうなるかの理由・背景はよくわかんなかったり、
検定して有意差が出てるわけじゃない、検定してない、検定するほどのサンプルが集まってない
検定とかどうでもいいと思っている

数量化派
理由・背景とか知らんけど、研究やデータ、解析結果がこうでてるんだから、っていうのが
メカニズム派との違いかな。


ビッグデータの正体の、検索数のトレンドと疾患発生予測的な話。
どうつながって何故そうなるかまで解明してないで、ってやつ
因果関係からの脱却、相関がわかった時点でアクションしろってこと


でもこれでいくと、メカニズム派も数量化派も理由はわかってない、あるいは重視してない
ってことだね

経験派は自分で勝手に納得して、勝手に理由付けしてるってことか。

その理由を追求すべしと思ってるのがメカニズム派や旧来型の数量化派で
新進の数量化派は理由を追及する時間があるならアクションしろ、どうせ未来はすぐ変わるから
ってことかねえ。

「統計学的な有意差がない」ということと、「影響がない(放射線被ばくによるがんが発症しない)」ということは、まったく違う

(2014年1月メモ)

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