人間の記憶と現代社会
https://cogpsy.jp/event/2012symposium.pdf
超人的な記憶力の秘密をさぐる
高橋雅延(聖心女子大学)
サバン症候群: 多くの場合、知的能力に遅れが認められながらも、超人的な記憶力を示す
共感覚: 数字や文字に色が見えたり、味を感じたり、重さを感じるというように、複数の感覚を共に感じる
- 数字を言葉に置き換えて語呂合わせするのは日本と中国ぐらい
- 直観像 共感覚 フラッシュバルブメモリー
- わからないものは頭に残らない これが効果的な記憶術
- 意味づけが大事 符号化
- 一夜づけよりも意味づけ
- 言語的知識は加齢により上昇(記憶力は低下するが)
共感覚と後天的な符号化の境界線は?言葉が直観像をジャマするのかも?
活動の高密度化がヒューマンエラーを増やす
認知心理学でとらえる美と芸術
川畑秀明(慶應義塾大学文学部)
空間周波数
- ローパス 処理がはやい ぼけた画像
- ハイパス 高空間周波数のみとりだす 明るさの局所的に違う
画家は画面の正中線上に目(右or左)を描いている。写真も。
- 学んだわけでもないのに
- デザイナーの方が素人よりも脳の活動領域が少ない
脳はいっぱい使えばいいではなく、一部の活動を抑えることが大事なのかも?
- 白銀比1:√2 黄金比1:1.618
- 眼窩前頭皮質 美しい 欲しい時も。道徳の善悪も。
- 運動皮質 みにくい
目撃証言の心理学
北神慎司(名古屋大学)
wording effect 語法効果
質問や文の言葉遣い、表現のわずかな違いが、回答者の回答に大きな影響を与える現象
- 短い交通事故の映像を見せる
- 事故の様子についていろいろな質問をされる
- 車のスピードについて,
- A.どのぐらいのスピードで接触しましたか?
- B.どのぐらいのスピードで衝突しましたか? 2種類の聞き方を比べた
- 結果、Bの聞き方のほうが約30%も速いスピードを報告
- 「接触」と「衝突」というわずか動詞一語の違いだけで、スピードの推定値が大きく変化
事後情報効果
- マスコミ報道や、他の証言者から話を聞いたり
- ときには自分自身の間違いから、
- 自分の記憶を歪めてしまう
- 道路に車と標識が写ってる写真を見せる
- さっき見たのは徐行標識だった?と尋ねる(実際は徐行標識じゃなかったので、いいえが正解)
- 記憶違いで「はい」と答える
- さっきのと見た目だいたい同じ写真を見せる(ただし標識が変わってる)
- これ見た?と尋ねる(実際は見せてないので、いいえが正解)
- 誤った事後情報で記憶が歪められて「見た」と答えやすい
ロフタスの実験2つとも文書での教示だったんじゃないかな
- 文書と口頭で大して差なし
- 言葉の情報は抽象度が高い
言語陰蔽効果
顔はことばで表現するとダメ
- 自分自身のことば」が記憶を歪めてしまう
- 例えば、目が大きい、鼻が高いというように、顔をことばで表現すること(=言語化)が後に顔の識別を難しくしてしまうことが分かっている
なぜか?私たちはふだんことばを介さずに顔を認識し、そして記憶していることが多い、顔とことばはあまり相性がよくない
- 顔は情報量が多く、一方でことばで表現できる顔の特徴はさほど多くない
- 非言語情報の記憶や認知に、ことばが妨害的にはたらく
- マッシュルーム 地図 味覚 ワイン 潜在学習 洞察的問題解決 感情判断
- 類似性が高いと、言語化したらスコアが下がる
(2012年10月メモ)
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