オバマスピーチの特徴
対照法
私はシーザーを葬りにきた。称えるためではない。
3点列挙法
教育、教育、そして教育だ
その組み合わせ
我々はそのために交渉し、そのために犠牲も払う。だがそのために屈することはない。
頭韻法:語句の頭の音をそろえる
反復法
比喩
逸話
プレゼンテーションとティーチング
•プレゼンテーションの理想は、「聞く人があまり考えなくてもスイスイ分かる」こと
•ティーチングの理想は、「聞く人が必死に考えてようやく分かる」こと
分かりやすく説明しようとしてはいけない
「分かりやすく説明」しようとするあまりに、「必死に考えなくても分かる」程度に「教材を削減」しすぎている
専門知識を「理解」するためには、「必死に考える」ことが不可欠
「専門知識」にはたいてい「土台となる基本構造」があり、その上に「特定の目的に沿って組み立てられた応用形」がある。ところが、「基本構造」のほうは素人がイメージしにくいことが多いうえに、実際の現場で表面上使われる知識は「応用形」が中心であることが多いため、初心者向けの教育ではついつい「基本構造」を省略して「応用形」だけを教えたくなる。しかしそれでは「変化に弱い」知識しか身につきません。
知識を構造化すれば、情報量が多くても考えやすい
「専門知識を教える」のがうまくいかないという場合、実はこの「徹底的な構造化」をしていないことが多いのです。構造化をせずに大量の情報を与えると、学習者は「情報の海」におぼれてしまいます。それでは元も子もないので「情報量の削減」に走ると、今度は「考えなくてもよく」なるため、結局教育目標を達成できません。
実は、徹底的な構造化をすると「情報量が多い方が考えやすくなります」。
意外なことですが本当です。人が「考える」ためには、どうしても考える「手がかり」が必要なのです。その「手がかり」をたどっていけるように構造化してあれば、情報量の多い方が考えやすく、逆に少ないと「丸暗記」しかできないため、印象に残らず結局すぐに忘れてしまうのです。
専門知識を教える「ティーチング」は「プレゼンテーション」ではない
ということです。意外にこの2つを混同しているケースが多いので注意が必要です。
プレゼンテーションもティーチングも、どちらも「人前に出てきて堂々と話す」という点では同じです。しかしそれ以外の面では根本的に違うといっていいほどの大きな差があり、結果、そのノウハウにも全く正反対なところが存在します。
最大の違いは、プレゼンテーションでは主たるメッセージが、
「私にはこれができます。やらせてください」
という型であるのに対して、ティーチングの場合は逆に、
「これこれこうやればできるから、お前がやれ!」
だということです。「私ができます」対「お前がやれ」ですから180度違います。したがって、プレゼンテーションのノウハウをそのまま「ティーチング」の時に使うことはできません。「お前がやれ」である以上、「実際にやる」ための細部の情報を省略してはいけないのです。「教材を削減してはいけない」という理由はここにあります。「人前で話す」という見かけが似ているからといって混同しないようにしてください。
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人が動かない4つの理由
品川女子学院の話
(1)知らない(現状を実感として把握していない)
内部にいると、厳しい現状でさえ日常になってしまい、危機感を失っていきます。
(2)責任を取りたくない
賛意を表明してしまうと、失敗したときに自分の立場が悪くなるから。現場での協力はするが、賛成はしないという人もいました。
(3)めんどくさい
現状を変えるのが面倒なので、あれやこれやとうまくいかない理由を挙げてやらないで済まそうとしました。
(4)あなたが嫌い
改革着手当時は20代とまだ若く経験も浅い漆氏。「校長の娘という立場を盾に偉そうなことを言っている」と感じる人がいました。
(1)知らない(現状を実感として把握していない)
外部から見たらどんなに厳しい状況なのか実感してもらうため、外の人に会いに行く時、同僚たちにも同行してもらいました。
(2)責任を取りたくない
学内の様々な改革プロジェクトチームにおいて、漆氏が「私が責任を取るから!」と、いわば皆の「風除け」になることを明言しました。
(3)めんどくさい
できない理由を挙げる人は、漆氏とは「違う絵」を見ていた。漆氏は改革がうまくいった時に、生徒が喜んでいる「ゴール」のイメージを描いていたのに対し、動かない人たちは、そのプロセスで遭遇するであろう、さまざまなトラブルや障害をイメージしていました。つまり、人によって、ゴールorプロセス、あるいは成果orリスクのどちらか一方しか見ていないことがあるということです。
そこで、漆氏は相手の見ている絵がどんなものかを聞き、一方、漆氏は自分が見ている絵がどんなものかを相手に伝えました。こうして、お互いの見ている絵を交換することで、改革に対する理解と行動を促したのです。
(4)あなたが嫌い
わずか5分でもいい、改革に関わる簡単な仕事を頼み込んでやってもらいました。そうすると視点が変わり、主体者意識が出てきます。こっち側に一度でも連れてくれば、漆氏は嫌いな対立者ではなく、同じ改革に取り組む仲間になれます。
フィードバックの手順
第1段階 事実のFB
締め切りを過ぎているけど、報告が来てないよ
第2段階 主観のFB
締め切りを過ぎても報告がない、待ち遠しいよ
第3段階 評価のFB
締め切りを過ぎても報告がない、だらしないぞ
第4段階 提案のFB
締め切りを過ぎても報告がない、期限を守ったらどう?
第5段階 命令のFB
締め切りを過ぎても報告がない、期限を守れよ!
(2011年5月メモ)
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教育と煽り
NHKの中継 テレ朝の絶対に負けられない戦い
教育は煽りよりも効果が出るのが遅く
制作にも手間がかかる、より深い知識が要求される
この試合にはこんな意味があるという
コンテクストを明示することで、
コンテンツ(試合)にあまり興味のない人にも
見てみようかなという気にさせやすい
瀬名秀明
泣く笑うはスイッチを押すようなもの
わりと簡単
エンタメ作家としては効果的に使いやすいが
観客をロボットにしてしまうのではという危惧
ロボットになった観客は、他のコンテンツでも容易に泣く笑うのでは?
それを防ぐには、
今から売ろうとしているコンテンツにしかない楽しみを理解してもらうように
観客を教育する必要がある
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/
現在のテレビ報道は、一握りの巨大メディア企業による寡占状態にある。そもそも報道機関というものは、自らの企業利益にかなうように、特定の話題を大きくとりあげたりとりあげなかったりする危険性を常に持っている。そして、大手メディアが避けたがるようなニュースを報じようとする独立系の報道機関が存在しない場合、この危険性ははるかに大きくなる。
――テッド・ターナー(CNN創設者、ターナー・エンタープライズ会長
「私たちの仕事は、ニュースや情報を提供することではない。私たちの仕事は、十分に調査された音楽を提供することではない。私たちの仕事は、単に、顧客に商品を売ることだ」。これは、全米最大のラジオ運営会社であるクリア・チャンネル・コミュニケーションズのCEOの発言である。