2012年8月22日水曜日

縄文文化

1万年も続いたのに、明確な階級意識や国家意識が生まれなかった
貧富の差は生まれたが、階級にはならなかった
平等の思想

森の思想
森=世界
人間も動物もいる、平等
すべてに霊がある(アニミズム)

生命は循環する
霊は向こうとこちらを往来する
人間も動物も葬ることが大事
また恵みをくれるから

 エジプトのナイルの賜物も同じ
 ナイル川氾濫でずたずたにされるが、その後の肥沃な大地に作物が実る
 これを生命の循環と捉えた
 だからミイラ作ったりした


かたやブッダ
人間は苦行によって成仏できる
人間中心主義、人間≠動物
 人間を自然と隔絶、自然を支配

一方で最澄、親鸞
 山川草木悉皆成仏
 人間だけでなく生きとし生けるものすべてが成仏できる
 日本古来の神道と混じり合いながら仏教が変化
 奈良の従来型仏教との違いを打ち出して武士、一般層に広めるための方策だったのかも

現相回向(げんそうえこう)
 生まれ変わって、また戻ってくる
 祖先崇拝、死者供養

縄文時代
生と死の境目が不明瞭
墓地の周りに住居を造り宴を催す

イオマンテ
アイヌの熊送りの儀式
イオ(それを) マンテ(送る)
熊の魂を天に送る行為

熊=ミアンゲ(身を上げる)
美味しい肉をもって人間の世界に現れた客人
いただいた後は、丁寧にあの世へ送り出す→循環

ま、もともと日本は階級社会が流動的
階級社会が生まれると下克上、成り上がりが起きてた
貴族→武士→平民
(2011年5月メモ)

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